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2020年7月の投稿一覧
画集。出ます。2020.7.16.
ホビージャパンさんからの突然のお申し出で。
画集が出ることになりました。
阿久津潤一の画集です。
弊社、とかではなく、阿久津さんの画集にしたくって。
いろいろ探しました。
阿久津さんとコンビを組んで、はや25年とちょっと。
でも、阿久津さんのキャリアは、さらにあと10何年か。
デビュー作は知ってますが、そこからの阿久津さんの歴史は、謎。
新入社員で入った会社にいたのが、当時流れ着いたばかりの阿久津さん。
前の会社の中では、いわゆる同意ってわけでして。
自分の縄張りに入ってきた、同じ獲物を狙う新入りを許さない阿久津さんとは、
いろいろありまして。僕は機構試作やギミック、コンセプトワークを中心に。
阿久津は、それをさらにすごくする、スーパーデザイナーとして。
気づくと、コンビニなってました。
僕のイメージでは、阿久津はペナルティエリアから出てこないが、どこからでもパスを渡せば、
ありとあらゆるテクニックを講じて、ほぼ100%シュートを決めてくれる、スーパーワントップ。
僕は、チームの力使って、阿久津さんにラストパスを送る、ボランチとして。
かつては、ディフェンスサイドまで戻らなければならないぐらい広かった守備範囲も、自分の会社を作って、自分で選んだ選手を揃え、今は、前線で阿久津さんの近くに入れるぐらい、守備範囲も狭くなり。
たまに、ゴールも決められるぐらいにはなったかな。
でも、やはり阿久津さんはスーパースターなわけで。
そんな私の師匠、阿久津さんのスゴさを、少しでも、皆様に知ってもらいたく。
あの線の美しさ。デザインのアイデア力。力強さ。
それを、お届けします。
買ってね。
電童、出撃です。2020.7.14.
電童です。
ある意味、青春ですね。
G-UNITも、ですが、テレビと玩具が連動する、マーチャンの仕事がやりたい、と
この世界に入ってきた人間として、いきなりバンダイのボーイズトイとサンライズなんていう座組みで、番組の仕事をやることになるとは思わず。
サンライズのとある偉い方に呼ばれて、「ダイノゾーン」のアニメに手を貸してほしい。と言われ、何がなんだかわからないままにお手伝いをして、気づくと、サンライズの企画室から、バンダイからきた謎のロボットのイラストと、それを元にした謎の企画書がきて。
で、阿久津と一緒に電童の長い冒険に出かけるわけです。
色々企画室のスタッフと企画を作って。
バンダイに提出して。
方向性が決まって。
謎の夏合宿。真夏の三浦海岸で、海にも入らずに、オッサンたちが泊まり込みで会議。
で、そこから足掛け2年。
当時26だかだった僕も、番組が始まる時には、29になってたんですね。
初めてアニメの打ち合わせに参加して。
いろんな方と出会って。
アフレコとかも、入れていただきました。
で、放送が始まって。
実は、その時に、食玩を作ってたんですよ。
ギアコマンダーロボ。当時いた会社の、当時の力量では、電動玩具の設計なんてできなかったので。
放送当時自分で関われた商品は、これだけ。
で、時が立って。
ロボットのフィギュアの設計ができるようになって。
で、SR超合金ですね。
自社で電童の造形ができるってのは、感動でしたよ。
で、時がまた立って、三度、電童。
今回、あえて。
阿久津の描く、骨太の電童を狙ってみました。
設定画の立ちポーズイメージで、でも、もう少し力強く。
銀河の電童、のイメージですね。
SRが、北斗の電童、ってとこですか。
しかも、20年たって。
阿久津も僕も、会社も違う。
現場スタッフは若く、本体設計を担当以外の設計スタッフは、当時の視聴者か、見たこともない世代。
そんなスタッフと一緒に、電童ってのは、ってところから、現場総指揮として作る電童。
今回の20周年のロゴを作ってくれたデザイナーも、ずっと一緒に仕事をしている、デザイナーだが、電童の時は拘ってない。そんなスタッフたちと作り上げる、逆に、ストイックに普通の電童です。
発売までに、いろんな仕掛けも考えてます。
発売後にも、いろんな仕掛けを考えてます。
みなさま、よろしくお願いしますね。