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さて、久しぶりに、国産玩具の事でも書くかね。2015.10.6.
とは言え、古い代物です。
1985年製。この時代、TOMYがZOIDSを大ヒットさせていた時代。
各メーカーがこぞって、ノンキャラのB/OやR/Cの面白玩具を出していた、活気のある時代です。
非常に、楽しい。
そんな中、バンダイにもマミート事業部と言う部署があって、オリジナルや引き物のノンキャラ商材を結構出していたのですよ。
そんな中で、登場するのがこの、「RK」
「アールケー」「アルケー」「歩け」
プロポのボタンを押すと、歩く。
それだけのラジコンです。
操作は一つ、歩け、のボタンだけ。
でも、これ、凄いハイテクなんです。
前の会社にサンプルが有って,一度だけ遊ばせていただいたことが有ったのですが、どのような条件で動くのかの理屈を忘れてしまい、自分でも買ってもう一度確かめようと、前々から欲しかったのですが、よく市場で見かけるのが、TYPE2の恐竜型ばっかりで、ロボット型のTYPE-1が中々出ない。
で、ようやく入手。
早速電源を入れると、重低音とともに、内部のフライホイールがゆっくりと、加速を始め、恐ろしいまでのスピードまでだんだんと加速していきます。
そこで、くだんの「歩け」ボタンを押すと、腰を左右に振りながら、一歩一歩前に前進。
ただ、フライホイールが再加速に達すると、ふらふらして中々歩かなくなる。
さて、これの歩く理屈を、正直文章で伝えるのは難しいのですが。
ジャイロ効果、って判るでしょうか。
自転車が転ばない理由、ってヤツです。
コマの方が判りにくいかな。
大きな遠心力を生む力の有る物。
スピート、直径、重さのある回転物ですね。
それらは、回転している軸方向、回転に対して垂直方向に静止しようとする力を働かせるのです。
それが、ジャイロ効果。
だから、スピードを上げれば上げるほど、自転車は軸の方向に対して安定した姿勢を保つのです。
で、地球コマって遊んだ事有りますかね。
ジャイロって、斜めに傾けると、回転方向に対してゆっくりと全体が回るんです。
ジャイロ効果の、元に戻ろうとする力の応用なんですけど。
それを使って、歩くのです。
身体を斜めにすると、ジャイロ効果で、ゆっくりと重心側の脚を軸に回る。
で腰を逆に振ると、逆の脚を軸に、回る。
これを繰り返す事で、1歩1歩歩いている様に見える。
凄いですねー。そんな事を考えつくのです。昔の玩具業界人達は。
ただ、ジャイロが最高速に達すると、ジャイロがその物が強すぎて、傾かなくなるんですけどね…。
んー、これで終わるかな。韓国玩具事情。2015.9.28.
さて、連続でお送りして来た韓国玩具紀行。
そんなタイトルでしたっけ。
今回が最後にしたいところです。
とはいえ、前回、総括的な事を書いてしまったので、今回は拾って来た戦利品の紹介をメインに。
まずは、これ。
ロボット、コマ。
ロボットとコマです。
シリーズ名は、ロボテックス。どこかで聞いたような名前です。
これも、日本を発つ前にYOUTUBEで別の韓国トイを調べていたときに見つけた物です。
立っているやたらマニアックなデザインのロボットのPVCフィギュアの背中に、ベイブレ○ドみたいなコマ。
どーやってあそぶんだろー
気になって仕様がないので、買ってきました。
対戦が出来そうな2体セットと、なんか、赤いから主役かしら、ってロボと、あと、こんなの。
書いてあるハングルを解析すると、パワーコントロールランチャーだか、って書いてある。多分。
なんか、コマがえらい勢いで回るのでしょう。
こんなオプションも有るのだから、さぞ、と、開けてみる。
ちなみに、開けたのは今日の仕事中です。
いや、朝からかかっていた仕事が終わって一段落して飽きたので…
動画で見ている感じだと、ロボットの背中にジョイントが有って、そこにコマをさす感じなんだけど、
開けてみると、よくわからない、コマ用の台座的な物が。
どうやら、コマを立てた前に、ロボットを置く、というのが正解らしい。あと、コマはプラ製。
回してみたが、破壊力の無いコマが、会社の床の絨毯の上を、二つ、同じ場所でくるくる回っているだけで、バトルしそうな気配もない。
取り説を見てみる。
ハングルだらけで判らん。
だが、いくつか有る画像から、どうやら、もっとデラックスなセットにしか付いていなバトルフィールドがあり(笑)そこにいくつかポイントが表示されていて、コマに、方向を示すペイントが1方向にだけ有り、そのペイント部がポイント部にすとんと止まったときに向くと、そのポイントと、フィギュアの脚の裏に表示されている技ポイントと組み合わせ、なんか、勝負するらしい。
ロボいらねェ…
でも、ホッとする。
このまんまハイクオリティな商材ばかりある環境に居ると、日本の玩具ってもう駄目かも…って思えていた中、まだまだこういう未発達な部分が有ると思うと、ホッとする。
そんなワケで、これが、ラスト。
ソノコントイズ。ターニングメッカード。
多分、そんな名前だと思う。
ここまでは、趣味半分のサンプル達でしたが、こいつだけは、掛け値無しに、仕事上のサンプル。
何の仕事かは言えませんけどね。
実は、こいつと連動する大型商品だけ、持ってるんですよ。
さて、どんな玩具かって言うと、
皆さん、爆丸って知ってますよね。
金属のシートを床に並べ、そこに玉を転がして、シートの上に来ると、磁石で変形して、モンスターが召還される。
それの、車版、というと判りやすいのですが、
こいつのスゴイところは、専用のカードに向かって車を手押しで走らせると、カードの上に来た車が磁石スイッチで変形、ちょっと微妙な形のモンスターになるだけでなく、変形しつつ、カードをひっくり返して伏せていたカードの効果を表に見せるんです。
それが、楽しい。
で、大型商品は、そのシューターになる物で、大型の車の上にスロープを開き、そこを滑らせて車を発射して,カードをめくらせるのですが、車が通過する際にスイッチが入って、ものごっついアクションで一気に展開変形するのです。
この、クモのやつなんて、ぶっちゃけ、必見です。気持ち悪いのなんのって。あと、仕舞うのが大変…。
スプリングによるギミックの精度も高く、結構遊んでいるとハマってしまいます。
こういう面白い玩具って、日本だと、中々手に入らないってのが、残念です。
正直、TOBOTやcarbotは、それなりに購入するすべが有ります。
私も、一通りすでに持っていましたし。
ただ、遊びを中心に据えた玩具だと、中々評価されない。
ロボットだから、ロボットじゃないから、というのが多分、理由なのでしょうが、そもそも日本でそんなにロボットが売れているのかよ、って話です。
日本では、玩具を作る事に関わっている人間にも多いですが、玩具とフィギュアの違いが判らない人が多いのです。トランスフォーマーもフィギュアだって言う人が居るし…。
テレビも悪いなんでもキャラクターを模した物をフィギュアって行ってしまう。
正直、PVCのキャラクターに似せただけの塊とか、それに関節を仕込んだだけの物は、例えば、関節可動もの、に関しては一定の評価をしますが、それは、玩具ではない。積み上げ技術の末でしか無く、あとは、そのキャラクターがスキか、嫌いか。造形が良いか、良くないか、それしか評価基準が無い。
玩具ってのは、それを通り越して、面白いって思わせるアイデアがある物であり、その面白さにお金を出す物です。
その為に、面白い遊びを考え、ギミックを考えるのが我々の仕事であって、飽きさせない為に、新しい事を考え続けるのです。
遊びを真剣に考え、たまにまだ発展途上な部分を見せつつも、自分たちでマーケットを競争しつつ、発展させている韓国の玩具市場は、非常に健全で、気持ちのいい世界でした。
デザインも、奇をてらう物ではなく、判りやすいく、可愛く、カッコいく。
いいですね。日本の玩具が忘れて来たなにかがある気がします。
本当は、他にも、コマもの、銃もの、ナリキリものと、TOBOTなどの低単価ものなど、本当は購入したくて仕様がない物がいっぱいだったのですが、今回は,時間と予算の都合で、ここまで。
最後になりますが、ツアーで連れて行かれるお土産やと、空港の売り場の写真をば。
こういった売り場には、先述のポポロのグッズを中心に玩具売り場を形成。
小さな売り場でも、自国のキャラクターの玩具をしっかりと設置するあたり、高感度の高い売り場だと思いました。
なんとなく、この秋のオモチャショーあたりから、いや、夏休み商戦あたりから、妙な閉塞感を感じていた日本の玩具市場。
その反対側に、こういった純粋に産業として進歩発展していく市場が有ると言う事は、嬉しい事でもあり、同時に、恐怖でもありました。
今回のボクの裏テーマは、中国玩具市場の韓国市場への浸透度調査と、日本キャラクターの浸透度に関する調査でした。というのも、韓国以上に、中国の市場の急速な進歩は目に余る物が有り、まだまだニセモノも多いですが、自国開発の商品が日に日に増え、それが、アジアの他の国に向けられた時、日本の玩具はどのぐらい競争力を持ち続けられるのか。それを知る為の韓国市場の調査だったのですが。
結果は、中国市場に関しては、まだルート開拓中である、という判断でした。正直、ホッとした感じです。
でもそれは、どういう事かと言うと、韓国に中国オリジナルキャラクター玩具の流入が明確に見られたとすると、その反対側には、日本のマーケットは、利益を生む市場に見えないから、進出すべき対称にすらなっていない、という意味にも取れます。
現実に、YOUNGTOYSは、今年2月のニューヨークトイショーに、TOBOTのブースを出していたそうです。
韓国のメーカーは、明確に海外に目を向けています。でも、そのターゲットは、中国であり、アメリカであるのでしょう。
日本は、魅力的なマーケットではないのでしょう。
それは、子供が少ないから、だけが理由でしょうか。
ちょっと、色々考えちゃいます。
3日目。その22015.9.27.
そんなわけで、問屋街を遊び倒した私。
すぐにもなにか購入したいのですが、
「買わないの?」
「中に入らないの?」
と聞いてくる家族の声を尻目に、まずは通りのはじまで、一気に歩き切る。
ほんとは、すぐにもなにか購入したいし、店の奥深くまで入って、隅々まで玩具を探したい。
でも、はやる心を必死に押さえ、とにかく、全体を把握せねば。
それぞれの店舗の軒先の商品の内容をチェックしながら、どこにどの商品がどのぐらいの種類あるのか、どこが一番新しい商品を沢山置いているのかチェックして、多分、ここがエンドだと言う事子に到着。
ここで、今まで韓国商品をチェックしていた目が役立つ。
なにが新しい商品でなにが古いのか、見定める事が出来るし、そもそも、日本を出る前にネットでチェックして、いくつか絶対に買う、と決めた新しい商品も有ったし。
とは言え、軍資金もさすがに最終日なので心もとなく追加の日本円も持っては来ていたのですが、移動してどこかで換金しようにも、そもそもこの場所を離れるなんて、今は考えられないッ!
使いすぎてもなんだし、持って帰るときに、家族に迷惑をかけるのもどうか、だし。
一応、トランクの底に、広げると結構な大きさのバッグになるサブバッグは入れてあったのですが。
荷物が増えすぎてもねえ。
で、引き返して、頭から見直しつつ、まずは、出国前に調べておいた、ずっと買っているシリーズの新製品からピックアップ。
まずは、TOBOTの新製品。アドベンチャーカーゴ。
先月、TOBOTテラクルを購入したばかりでしたが、早速新製品。
見たまんま、スノーボーダー。
天井に乗せているケースが変形して、ボードに。車状態でもボードに乗る事が可能。
キャラクター性を非常に上手く表現しているデザインが、素晴らしい。
相変わらずのセンスの良い丸みのあるデザインが良いですね。
それから、こいつが今回の本命。
バイクロンズの新製品。クロスアタッカー。
コイツがめちゃめちゃカッコいい。
相変わらずの、バイクと動物をマッチングさせたデザインに、
前の上下合体から進化して、X時に合体。
こういう感じ。右下半身と左上半身のディアウルフと、左下半身と右上半身のセイバートゥースが合体。
そして前と同様、どうやらこいつらが両腕になる、大型のロボットがこのあと存在するらしい様子。
嬉しいですねえ。また、楽しみが増えました。
それから、現地のアニメを見ている途中でCMで見つけた逸品。
ソノコントイズのhallo!!carbotの新製品。こちらは日本で確認できなかった逸品。
トゥールくん。そのまま読むと。ゴストゥチェイソ トゥールなる名前だそうです。
ヒュンダイの車から、犬に変形。
でも、これはさすがに、実車じゃないですよね…
でも、カッコいい。
これは、楽しい。
とは言え、こういった商材が市場に多く有るということは、「車」が社会に浸透しているという事実。
「技術」というものが国を支えていると言う事実です。
ここが、大事で、日本では、子供マーケットに置ける「車」の力が近年下がって来ています。
同様に、ロボットというものも正直、下落傾向に有るといえます。
そもそもロボットが玩具商材の有力なカテゴリーで居られたのは、日本と言う国が「科学」[技術」に対して明確な「自信」と[威信」を持っていたと言う事実の裏返しなのです。
いわゆる「技術立国」ってやつですよ。
それまで、経済の明るさ、というのは、どんな新しい技術が開発されて、製品になっていったか、という物流を中心に見る経済だったのが、バブル崩壊以降、「株価」という実体のないものが経済の指標になってしまい、生活者の目線では、「科学」「技術」的な物が見え辛い社会になってしまったのです。
又同時に、技術その物も、機構から機能が理解できるようなアナログな機械的なものから、デジタルな物へと変化していく中で、機械的、機構的なものがよりスポイルされるようになり、イコールで、子供社会からもそういった物に対する憧れや期待みたいな物が無くなっていったのでしょう。
ところが、韓国では、自国で産業を後押ししている事有り、技術に対する「自信」と「威信」に満ち満ちています。
それ故に技術の象徴で有る「自動車」が子供の憧れとして成立するのでしょう。
実際、町には車が溢れ、その自動車も観察していると、ヒュンダイ6割KIA3割あと外国車で、国産車のマーケットの強さが強く感じられます。
だからこそ、玩具大手2社が、それぞれ自動車大手2社と組んで、それぞれに商品を展開すると言う状況になる訳ですし、それ自体、マーケットが健全だと言う証拠でしょう。
うらやましい限りです。
玩具と言うのは、自分が大人になる未来にある憧れを、形にして提供する物だと思います。
今、女の子に、現実に物を作るような現実的な商材が主体的になってしまったり、男児に至っては、なにを提供していいか判らない状況に有るってことは、日本では、未来に明確な憧れが無いのではないか、とも言えます。
そんな事を感じさせられてしまう、明るい玩具市場。
それが、韓国の商品達です。
そんなわけで、もう少しお見せしたい捕獲物も有るので、
以降は次回と言う事で。
さて、本番です。2015.9.26.
ソウルレポート、3日目。
ボクに取ってのメインは、ここ。
ソウルの東大門の近くにある、玩具問屋街。
もう、顔がニヤけるのを我慢しつつ。まっすぐ目的地に。
ここまで2日間、専門店を見つけられなかったのも、ショックだったのですが、
これだ!という商品を見つけられないままだったので、ここで一気に挽回せねば。
地下鉄を出て大通りに出て、1本路地を間違えつつ、角を曲がると、
そこは、パラダイス!
なんと言ったら良いのでしょうか。
鼻血でそう…。
そこいら中に、見た事のない玩具が置いてある!
または、ネットでしか見た事のない玩具が、山と積んである…!
かんどー!
このぼりうむ。伝わりましたでしょうか。
これで、どうでしょうか。
もう、ここは桃源郷か、ユートピアか。
口にゴムはさんでバチンっとなるあれか…
閑話休題。
よく、夢で、40年ぐらい前の時代にタイムスリップして、玩具やに行って、今では見られないような色んな玩具が定価で買いたい放題、というミもフタもない夢を見るのですが(笑)
それそのまんまって感じ。
で、ここからは真面目な話なのですが、
商材的には、韓国国産80%、日本産15%、中国産5%と言う感じで、日本のものは、戦隊とガンダムがメイン。あとは妖怪ウォッチとポケモン。
ただ、ガンダムに関しては、アヴェンジャーズと同じ感じで、いつもの海外定番キャラ、の、新しいヤツ、というイメージ。
戦隊は、今韓国で非常に売れているらしく、初日に、町でトッキュウジャーのロボを握りしめている少年を見たぐらい。
日本には無かった戦隊の商品も色々と。詳しくは調べられなかったのですが、バンダイコリアのものか、向こうで勝手に作った物かは、不明です。
中国からは、AUDLEY社の巨神戦撃隊がちらほらと、あと、前述のハイパープレーンズ。
古い物を残している問屋さんだと、ソノコントイズ版の勇者がまだ残ったりしてましたが、所謂パチものは殆ど無かったですよ。無くは、ないけどね…。
キャラクターを伴わない、なぞの変形ロボもあるには有りました。
ただ、やはり、韓国独自のキャラクターを用いたコンテンツ付きの商材が主流で、
ロボカーポリー
TOBOT
HALLO!!Carbot
POPORO
あたりが、とにかく定番で。
だいぶ昔に韓国を訪れた時とは、全く様子が違って来ておりました。
さて、戦利品の紹介ですが…
それは、長い長い話になるので、次回にしましょう。
それでは、さよなら、さよなら、さよなら。
で、二日目2015.9.24.
すみません、売り場の写真は撮るのを忘れてました。
そんな二日目。この日は、嫁さんの目的で有る遺跡巡りのため、慶州に。
慶州ってのは、日本で言うところの奈良、でしょうか。実際姉妹都市提携しているらしく、
かつて新羅の時代の都が有ったところで、日本でも関東でよく見られる円形の古墳がぼこぼこ有る古墳公園が有り、中々面白い土地である。
ここに、よく有るバスツアーに紛れ込み参加しつつ、普通に観光する訳だが、当然、スキなくそつなく、
玩具の有る場所を探す私。
韓国の特急で移動し、マイクロバスにて別のツアー客との、待ち合わせに立ち寄ったドライブインで、早速玩具探し。
で、あるもんですね。ドライブインには、フックトイ的な商品がありました。
なぜか、大型のTOBOTも。
いくつか確認しつつ、気になる商品をピックアップ。
ガチャガチャも有りましたよ。こんどは、向こう独自路線も色々と。ただ…
こういうものも、有りましたがね。
とは言え、中国、韓国と言えば、ニセモノという概念は、すでに古すぎる考え方です。
こういう物も、たしかにまだ有る。でも、日本だって、昔はこういう物がいっぱい有ったのですよ。
玩具なんて、流行物をいかに捕まえて、上手く早く安くニセモノを提供する商売ですからね。当然です。
とは言え、そういう所から、独自のデザインされた商品が造られていく行程そのものを認めるべきであり、その際に先駆者としての日本の市場を「参考にする」のは、当たり前でしょう。
閑話休題。
で、その後は、よく有るバスツアーに連れ回され、帰りの特急の駅の所謂キオスクで、多少の商品があるのを見たぐらいで、終了。
ソウルに夜に戻って、少し頑張って新装したロッテデパートに言っても見たのですが、おしゃれ臭くなってしまったデパートには、ディズニーストアと、幼児服のコーナーで知育玩具を扱っているコーナーがあるぐらい。
残念。
前にソウルに来たとには、ベクターマンのロボットが有ったのに。
そんなワケで、夜はなんだか判らないものが突き刺さっている串的な物を屋台で次々ついばんで終了。
やはり、明日がメインですね…!
では、戦利品の紹介をば。
まずは、ソノコントイズの「hello!!carbot」から。ヒュンダイの車とタイアップしたシリーズで、KIAと組んだYOUNGTOYSのTOBOTの対抗商品と言えるでしょう。
TOBOTも低価格の周辺商材を出しているのですが、これももまた、フックトイ売り場対応の低価格小型版。
主人公?とおぼしき「エース」の小サイズ版。
小型ながら、完全変形。でも、独特の面のような顔の白塗りが塗っていないのが、残念。
もう一つは、ちょっと、素性は不明なのですが、「ロボットトレインズ」なるキャラクターの、「カイ」さん。
一部合金も使った豪華な仕様。イメージは、まあ、ポリーやハイパープレーンズに近い感じですね。
こいつはさらに、追加パーツでパワーアップもしちゃいます。
プレイバリューも楽しいのですが、いかんせん正体は不明です。
今後の調査に期待ですね。
さて、初日。2015.9.23.
そんなワケで、韓国に行ってきました。
早朝に出るとは言え、到着は午後。
ホテルにチェックインして、早速街へ繰り出す。
まずはソウルを普通に観光、と言う訳で、鐘閣周辺の路地をブラブラしに。
でも、駅に直結している大型の書店にハマってしまい、結構な時間そこで潰す事に。
本好きの奥さんが全く出る気配がなくなった中、店内で早速玩具売り場を発見。
初の売り場発見。
15,6年前に訪れた時と違って、韓国独自の商材と中国の商材が混ざり合った売り場。
奥にはガンプラやポケモンなどもありました。
ここで購入した者に関しては、すみません、帰って来てホテルで疲れきってしまい、荷物減らしの為に箱を解体してとっとと捨ててしまって、写真を撮るのを忘れてましたが、現物は、先程ざっくり写真を撮っておきましたので、紹介しましょう。
ただ、ボクは、玩具は自分で遊ぶ事が全てなので、写真を取る習慣が普段ない上、会社と違って設備もないので、写真自体はひどい物ですので、その辺はご了承ください。
まずは、ソノコントイズの「特攻変形ミニフォース」のフィギュア達。
向こうのCGアニメのキャラクターで、可愛い系の動物キャラクターが、格好いいヒーローに変身、さらには、車から変形するロボに乗り込み、ロボは2体、4体で合体可能。
ロボの方は、すでに先日別ルートで入手してあったので、ようやくフィギュアの方をゲット。
武器はなりきりで単体でも発売されている商品で、各形態が付属。関節は一通り可動。造形も丁寧な商品です。
売り場的には、つねにYOUNGTOYSの「TOBOT」が必ず正面に多く並び、そのまわりに、ソノコントイズの商品たちが並ぶ感じで、韓国独自商品、独自キャラクターとしては、TOBOTのマーケットの大きさを思い知ったのですが、同時に、TOBOTに関しては、既に一通り手に入れていたので、旅行前に見つけた新製品だけは入手すべしと狙っていっていたので、しばらくレビューは有りませんが、実際には、ほぼ100%の売り場にTOBOT置いてありました。あとは、なんといっても、「ロボカーポリー」。日本では導入されなかった馬鹿でかいロイとか、色々気になる商品がいっぱい。今回は我慢する事にしました。トホホ…
あとは、売り場が少し古い物が残っているらしく、AUDLEYの商品をいくつか。
一つは、前にもご紹介した、「神魄ZINBA」から3つほど。
ただ、それぞれ何かを説明しようにも、中国語名のハングル書きなので、しまってある中国のカタログを探して調べないとならないのが面倒い。とりあえず、ゾウとハチとサソリ。サソリは、なんだか持っていた気がするが… まあ、良いか。
とまあ、こんな感じ。
あと、これは、これから詳しく調査するのですが、どうも、番組が韓国の物なのですが、商品がAULDEYからという珍しいキャラクターで、「スーパーウイングス」という番組から「ドニー」くんです。
ポリーの飛行機verみたいな感じですが、さすがAULDEYで、変形トイとしての出来も良い。大型の商品で5種、小型のブリスタの簡易変形版も発売されていて、結構なマーケットを気付いている様です。
あとは、ガチャガチャがいっぱい。
とはいえ、ここのは、すべて日本産でした。
とりあえず、初日の玩具はこんな感じ。
ちなみに、自分の玩具を中心に見ているので、とても主観的でしたが、他にも色々有り、
キャラクター玩具としては、もう一つ、韓国のキャラクターで、イメージとしては、日本の市場に置けるアンパンマンのような位置づけのキャラクターとして、
この子。「ポポロ」の関連商材がわんさかありましたが、それは3日目でもう少し詳しく紹介します。
次回、2日目。
ああ、書きたい事が多すぎる。
長く投稿が出来なかったには、ワケが有ります。2015.9.22.
今。ソウルの空港で、空港のWiFiで接続中です。
帰りの飛行機待ち。
2泊三日の強行軍。
シルバーウィークの真ん中を使って、早朝5時半に家をでて、夜の11時ぐらいに帰ってくるフルタイムでの家族旅行。
理由はいくつか。
子供が中学2年にもなって、来年家族旅行が出来ない、という事。
家内が、日本と韓国の歴史的な繋がりを色々調べていて、どうしても慶州の遺跡巡りがしたかったこと。
あと、ボクが韓国の玩具屋巡りをした上で、東大門の玩具問屋街に行きたかったこと。
家族3人の利害は一致したが、ボクのスケジュールが危ない。
とにかくハードスケジュールをこなす為に、先週は貫徹、終電がえりを繰り返し、ボロボロになるまで仕事。なので、ブログなんて書いてられない。
連休にほぼ仕事ができないとすると、それまでに頑張るしかない。
しかし、連休前に納品が欲しい、とか、ホビーショウ向けの納品が、とか、もう、忙しすぎて…
なんとか自分が納得する分の仕事を終え、
土曜日はフルに家の掃除と旅行の準備で時間を使い、
翌朝4時半に起きて、イザ空港へ!
で、最近は、外国に居ても、ホテルのWifiやらで色々PCがネットに繋がって便利になったのですが、
スマホの方から写真が上手く送れなかったり。
デジカメからも送れなかったり。
そんなワケで、色々写真を撮ったのに、全然アップできない!
なので、明日から、連続編。オイラ、イン、韓国編をお送りいたします。
ご期待ください。
それでは、飛行機に乗ってきます。
本格的に、求人です。2015.9.11.
本格的に、求人です。
仕事がオーバーフローしております。
会社としても,大分充足して来た感の有る今。
募集です。
デザイナーを募集します。
デザイナーと言っても、ちくわとはんぺんでおでんのマークを作るようなのではなく、
商品のイラストを描く人です。
おもちゃ屋の仕事では、イメージを先方に伝える為に、
自分のアイデアを、遊び方を、商品としての見え様を、仕様を、ギミックを、イラストにしなくてはなりません。
そんなお仕事です。
広義でのデザイナーです。
詳しくは、エンジャパンの広告をば。
ああ、このサイトでの求人も常時募集中状態ですので、そちらからでもオッケーですよ。
我々の仕事にご興味を持たれた方は、是非。
個人的な話なのですが…2015.9.3.
少し前から、足の踵の腱を傷めてまして。
歩くとイタいのです。
それはそれとして、仕事なので、歩き回る事も多く。
前に少し整形外科に通っていたときに貰ったサポーターでフォローしてなんとかマシになってるって感じなのです。
でも、そのサポーターも,別の場所に負荷をかけるだけなので、あまり付けていたくないのです。
それはそれとして、そんな事も言っていられない状況がここに。
クリスマスおもちゃ見本市。
俗称秋のオモチャショー。
夏のオモチャショーと違い、一般には解放されていない、業界内のみの見本市ながら、毎年の玩具業界の山場となるクリスマス商戦を占う、大事な見本市。
で、去年もそうなのですが、今年もまた、同じタイミングで、日本最大の見本市の一つ、インターナショナルギフトショーが開催。ビッグサイト全てを使う巨大なギフト関係の見本市。
ふだん、アイデアを出力する一方の仕事をしているので、こういったところでインプットをいっぱいしておかないと、枯れる一方になるのですよ。
なので、今日は腹をくくって、朝からオモチャショー、ギフトショーの2本立てで歩ききる覚悟を決める訳です。
荷物をPCと文庫本、常備薬類とハンドタオルと最低限に絞り、イザ。
オモチャショーは、最近リニューアルした都立産業貿易センター台東館の4フロアまるまる。
雷門で、朝から動ける社員と落ち合って、仲見世を楽しく歩きつつ、台東館へ。
まあ、これがあまり言いたくない事なのですが、ここ数年、少し弱っているクリスマス見本市。今年もやや小振りなイベントと言う印象。
まあ、仕様がないですけどね。夏にオモチャショー大きいのやったばっかりだし。
そんな中、ギフトショーは大盛況。
大いに盛り上がってまして。
色々とインスピレーションを受ける物も多く。楽しい時間を作れました。
ただ、脚が、ね…。
なにしろ、東館全部を回った上で、西館の上側全部。それから西館の下ホールを回りきったところで、タイムアウト&、体力の限界に。
明日も打ち合わせで出なきゃならないんだよねー。
キツイなあ…。
今日は脚をとにかく休めよう。
とはいえ、せっかくこんなところから直帰できるんだったら、恵比寿のモンスタ○ジャパ○にでも行って、なんか海外の玩具でも見に行こうかしら。
ボクはアホだろうか。
そんな事を考えつつ、臨海線に乗って、メールチェックして、仕上げ途中のイラストに着手して…
気付いたら、すでに新宿でした。
ああ、寝てしまった。何時寝たかも覚えていないレベルで。
やっぱ、限界だったのですね。
納得です。
いや、だから…2015.8.29.
いつも見張っていないキャラクターってのが有る。
スキ有れば、おもしろ玩具をぶち込んでくる。
ボクに取って、例えばアクセスさんのフックトイ系変形ロボ。
前にも紹介した、韓国のYOUNGTOYSのTOBOTシリーズなど。
見つけ次第捕獲せねばならない商品。
それ以外に、たとえば、MATELのバットマンシリーズとか、たまに面白アクションギミックを搭載したいい感じのフィギュアがいつの間にかリリースされていて、困ったりする。
そんな中で、非常に困るキャラクターが、こいつら。
TMNT。
そうです。Teenage Mutant Ninja Turtles
1990年代に日本でも一大ブームを生み出して、当時も実写映画が作られた、意外とロングランなキャラクターです。
近年、アメリカで静かにムーブメントを起こしており、最近も映画になりましたよね。
で、こいつらの玩具は、非常に馬鹿に出来ない。
とにかく、ギミックが面白い。
宙返りをするわ、ヌンチャクを次々投げるわ。
その昔も、亀に変形したり、ヘリコプターに変形したりと、色々有ったのですが。
なので、国内版が出ていた時は、そこをチェックしていれば良かったのですが、
海外トイのショップ等を地道に覗いて,新商品を地道にチェックするしかない訳です。
そんな、タートルズ。また、ああ、これは買わねば…!となってしまったのが、これ。
ミューテーション ニンジャタートル into ウェポン!
まあ、このパッケージで判っていただけますでしょうか。ボクのワクワク感。
こーなるわけです。
当然亀は、まっぷたつ。
レオナルドと言えば、二刀流ですからね。とうぜん。こうなるわけです。
と、いうことは、
サイになる。なんとなく、隙間から見える緑色のなにかが気になってしょうがない。
で、
ミケランジェロは…
いや、もう、これは…
で、後一人は?
たしか、棍棒を持っている亀が一人。
なんでだろう。ラインナップに居ない。
そんなに、真っ二つにしたいのだろうか。
ぬんちゃくに至っては、4分割だけど…
突っ込みどころ満載である。
この恐ろしい商品が、普通に店頭に並んでいる様を考えるだけでも、楽しくってしょうがない。
今後も、この亀どもの動きからは、目が離せそうにない。