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G-UNIT ジェミナス01 発進!2014.7.26.

いや、大変ですよ。

ほんとに発売するんですから。

ジェミナス01。

なんだか、20年近くたつと、青春だったというか、若気の至りと言うか。

さすがに懐かしすぎて、主観的になりたくないので、開発は社内スタッフにおまかせ。

とは言え、当時バンダイ側で新人だった人なので、彼とて思い入れはひとしおな訳ですが。

僕はね、ヤなんですよ。あんまり主観的に仕事すると、人の評価でへこんだりとか、あとは、自分のこだわっている事が、ユーザーに取ってどうでも良かったりとか。

それはそれとして、細かい手配とか、チェックはするのですが。

阿久津さんも、どんなだっけ?という感じ。自分で三面図を描きながらも、最初の光造形を見たときも、どうしようかと自分で困り果てていて、その時ぐらいかなー。外観に口を挟んだのは。

やっぱ、好きだし…。

思い入れがねー。尋常じゃない訳ですよ。

でも、笑えない話もいっぱい。

当時の色稿のデータや、マーキングのデータが無い。

まあ、独立しちゃったからね。前の会社において来ちゃっている訳ですよ。

アスクレプオスだったら、自分で色設定を作ったので、思い入れも有るし、すぐに正解を言えるのですが、ジェミナス01、02は当時の先輩が仕上げているし。

しかも、そもそも前の会社に残っていたとしても、データの保存先は、MOですし。

MOですよ。知ってますか?

当時はそんな時代ですよ。

色設定をマーカーでやって、保存だけでエラい時間のかかるマシンで、フォトショップで仕上げる訳です。

いまでも、アスクレプオスの当時の自分が塗ったマーカーの色稿は、大事に保存してあります。

あと、阿久津さんがまた、楽しくギミックを足しつつも、デザインを変えてしまうので、塗り分けが合わない。

これも困る。

色塗り担当は、当時の先輩にお願い。二人で頭をひねりまくる訳で。

でもやっぱり、不思議な感じですよね。

当時はイロプラの配置や成形色に合わせてじっくり考えていたので、必然的にグレーになってしまった宇宙用ブースター。

どうしても、白黒逆転のガンダムがやりたくて塗ったアスクレプオス。

最初はモノアイだったんだよねー。なんせ、Wの続編に決まったのは、最後の方なので。

そもそもスタートは鋼鉄ジーグだったし。

阿久津さんと当時のリーダーと3人で、思いつくままいろんなガンダムを描いて。

それこそ、今画面に出てくるガンダムとか見ると、ああ、あのネタはあのとき描いたな、とか思い出すぐらい。

阿久津さんが当時描いてた、サイボーグ009風ガンダムなんて、最高だった。

ゆりかごにはまっておしゃぶりをくわえたガンダムなんて、想像できます?

いいのかな、こんなに暴露しまくって…

でも、ちょっと、やっぱり興奮してますね。

レオン、レオス、レオールの作例をボンボンで作って、評判が良かったもんだから、初めて、ホビージャパンで作例記事を書かせていただいて。

それでよけいな事を書いて、ときたさんに怒られたり。

ちゃんと、アストレイの仕事で初めて直接お会いしたときに、お詫びしましたよ。

ジオングになるやつも、当時モチーフは3メートルの宇宙人だった、って話とか。

グリープが、色々あって、飛行形態になった事とか。

楽しく悪役を作っていたつもりだったのに、色々有って、主役機になっちゃったりとか。

ああ、あと、リーダーにチャンスを頂いて。バーンレプオスのデザインをやらせてもらえる事になったのに、当時の自分の力量ではまとめられず、阿久津さんが1日ぐらいでさらっと仕上げちゃった、なんともニガしょっぱい思い出とか。

色々湧いてきますね。

まあ、とにかくジェミナス。

みなさんの力でぜひ、いっぱい買ってもらって、

アスクレプオスを出しましょうよ。

そうすれば、ハイドラだって、夢じゃない。

当時のポリキャップの都合も有って、自分ではまとめられなかった、膝がちゃんと曲がるハイドラを作りたいですね。

そしたら、また、他では言えない裏話を暴露しますね。

とにかく、商品化のチャンスを頂けた事に関しては、バンダイさまに感謝!

 

 

 

 

ド迫力咆哮! って、どういう意味だ。2014.7.18.

ド迫力咆哮!ゴジラ2014

そんな商品名。和名です。

アメリカでは、ATOMIC ROAR GODZILLA。

強そう。

商品が発表されたときから、ワクワクしていました。

簡単に言うと、ゴジラを前傾させると、口から恐ろしい勢いで放○能を吐き出すオモチャ。

イメージとしては、棒状のゲ○。光る。

上あごは、恐ろしい位置で恐ろしい角度で開くのですが。

これが、いい。こんなゴジラ、欲しかった!

なんというか、日本では、昔から、ゴジラのTOYというと、すぐに造形が、とかそういう方向に行きがちで、着ぐるみを忠実に再現とか、軟質のガワで歩かせたり、泣かせたり。

意味が分からん。

ゴジラのゴジラらしいオモチャを探しても、何一つ、心を揺るがす物が無い。

造形がどうのなら、一昔前に食玩で十分良い物があった。

そんな僕にとっては、1970年代の、ブルマアクのジンクロン版が今まで、一番のお気に入りだった訳です。

なんと、ゴジラのおなかが基地。いいですねえ。意味が分かりません。

子供の頃、隣のお兄ちゃんが持っていて、すげえ憧れるとともに、意味が分からないとしみじみ思いました。まるで、冷蔵庫だし。

2000年前後に出た、「超鳴動ゴジラ」、もよかったには良かったです。

ギニョール的な方向性で、動きも良いし、声もでかい。

いやに、でかい。いや、デカすぎだろ… ってぐらい。

でも、今回のこれ。

ド迫力咆哮!ゴジラ2014

そう、なぜ、今まで無かったのか!

これですよ、これ。

結構昔から、ゴジラ関係の企画を色々やってきました。

ルアーとか作りましたしね。

でも、これは思いつかなかった。

やはり、ゴジラは造形で攻めるものという概念が強かったのでしょうね。

これと上記のブルマック以外のゴジラでは、

コロコロのプラミックスぐらいですね。思いつかなかった!ってのは。

だれか、知ってます?

一応、当時ウラのボンボンで連載していたので、僕も頼まれて1体作例作ったのですが、掲載前に企画が終わってしまいました。

とにかく、ゴジラと言えば、口から放射○を吹く訳じゃないですか。

○射能って、そういうものか?というツッコミは置いといて。

それを、あっさりすっぱりはっきりと再現したこの玩具。

日本のオモチャに対しての考え方が、いかに狭かったかを思い知る逸品です。

唯一残念な事は。

国内版のパッケージも、オープンパッケージのトライミーが良かったなあ…

ああ、俺よりもアホがいる…!2014.7.10.

ああ、アホだ、このオモチャ。

褒め言葉です。

「よくこんな事思いつくな」

「よく商品化の許諾おりたな」という意味。

ああ、アホだ、という商品に出会うのは、オモチャ業界に於けるAHA体験、というやつでしょう。

僕も、どちらかというと、アホだなあ、という商品を作る方だと自負してはいるのですが。

やはり、ああ、これは思いつかなかった!という商品に出会うときは、嬉しくなります。

そんな訳で、今日の話題はこれ。

カバヤの食玩「変身昆虫カブトクワガタ2」

ああ当然第1弾の「変身昆虫カブトクワガタ」も持ってますよ。ハコで。大人買いってやつです。一目惚れですから、一も二もなくポチりましたとも。

ものは至って簡単。

カブトムシの頭と羽をひっくり返して、クワガタに変形する、って商品。

でも、普通しないでしょ。

クワガタの方が、背中が薄くて云々とか、腹よりも頭の横幅の方が大きいから云云かんぬんとか、

そういう事をすべてすっぱりと捨て去ったこの商品。

大好きです。こういうの。

で、その第2弾。

今回は、購入はチョイスしました。

そもそもこの商品には致命的な弱点が有りまして。

カブトクワガタ。ですから、カブトムシからクワガタに、全部同じギミックで変形する訳ですよ。

そうするとね、飽きる訳です。

たしかに、ギラファとか、アトラスオオカブトとか、魅力的ですけど、そもそも造形で攻めるような商品じゃないし。

で、そこに気づいちゃったカバヤのスタッフが、今回ラインナップに加えたのが、

ええっと、カマキリバッタ?ハチセミ?

アホですねえ。

そもそもこの変形がすばらしい。

しかも、ショウリョウバッタ。

普通そっち行かないだろう。

そもそも、商品名が「カブトクワガタ」なのに、カブトでもクワガタでもない。

でも、そのカテゴリーとして、これを打ち込んでくるカバヤの開発陣のアグレッシブさに感動です。

いやあ、最近、だんだんカバヤが元のパワアを取り戻してきましたね。

正直、最近は造形に走りすぎて、構造物として玩具的にNGなものを作るケースが多く、それは食玩じゃないだろう!と苦々しく思っていた物で…。

まあ、コンバージもどうか、ですが。

実は私自身、初めてオリジナルのキャラクターをデザインして世に送り出したのも、カバヤさんの食玩だったので、思い入れは人一倍なのですよ。

まあ、仕事を頂いていたのは、カバヤさんに製品をおろしていた生産メーカーさんなので、カバヤさんとしては、こちらを認識している訳ではないでしょうけど。

まあ、業界に入ってしばらくが、食玩がメイン仕事だった私としては、やはり食玩には思い入れが有る訳で。

やはり、一発ネタ。これが大事です。

で、大雑把な作り。これも大事です。

こんバージは? まあ、時流ってやつですよ。

でも、こういった古き良き時代の食玩のにおいがするものは、大事にしたいですね。

 

 

 

これはさすがに、自分では買わないけどね。2014.7.8.

色々と調べ物をしていて。

見つけてしまいました。

究極のパシフィックリムアイテム。

これ。

俺が、ディプシーデンジャーだ!

なぜだ…。

どうせなりきるなら、パイロットスーツじゃないのか?

しかも、もう一つのアイテムが、これ。

チェルノアルファ。

たぶん、顔は外に無いと不味いと思う。

だって… ねえ。

まじめな話をすると、これは、ハロウイングッズを売っているメーカーの商品。

色々調べると、非常に面白い商品をたくさん出しております。

大人向けハイエンドなものからお面だけ、子供用、赤ちゃん用、犬用と、ハロウインが大きなイベントになるアメリカならではのマーケットで、まあ、日本ではほとんど需要がないんですけどね。

でも、いいですね。人間の多い国では、こんなものでも利益が出せるんですねえ。

うらやましい限りです。

ウチの子供がもう少し小さくて、もう少しノリが良ければ、買っちゃうんだけど…。

 

たまに、理屈じゃなく欲しくなる物って、あるじゃないですか。2014.7.4.

たまに、理屈じゃなく欲しくなる物って、あるじゃないですか

と、言い訳を言ってみる。

おもちゃショーに行くと、必ずと言っていいほど、単純に一目惚れ!で買ってしまうオモチャが有る。

それがこれ。

「トミカプレーンズ。緊急発進!レスキューキャビー」

と、トミカプレーンズのレスキュー重機達。

まあ、発進アクションとかする大型トイは、そもそも好きなんですよ。

で、重機の擬人化キャラも、非常に良い。

ロボカーポリーのミニカーも、重機系ばかりをチョイスして買っています。

コロ走行で、プロペラが回るのも良い。

天井をひっくり返すと道路になり、カタパルトにも、ディスプレイベースにもなる。

6台一気に発進可能なカタパルトも良い。

 

ただ、それ以上に。

このビジュアル。テンション上がるでしょ。

だって、サ○ダーバ○ド2号に似てるもん…。

いや、だって…

 

 

やばい、出来上がってしまった。2014.7.1.

例えば、一枚スケッチが終わった後の一息。

例えば、外注さんの納品を受け取って、一息。

例えば、大量の資料をスキャンしているとき。

あとは、えっと…。

一応ね、仕事をしながら、ほんのちょっとの時間を駆使しつつ。

あれ、出来上がってしまった。

腕はまあ、みなで分担する予定なので、あと2本のこってはいますが。

いやあ、でかい。

組み立てるときの感じは、でも、非常に楽しかったです。

あと、胸のライオンが抜群にカッコいい。

やっぱ。ロボットの胸にはライオンですよね。

イケメンでしょ。

パーフェクトジオング。

次世代ワールドホビーフェアが、大変な事に。2014.6.29.

さて、次世代。半年に一度のイベント。

先々週に足を痛め、午前中整骨院に行かねばならなかったので、整骨院終わりで息子と待ち合わせて行くという事で。

で、朝しばしネットで色々見ていると。

「妖怪ウオッチ」限定品購入目的で、主婦が夜中の12時から列を作っている、と。

外を見る。雨振ってるよなー。

でも、なるべく早く行かないと、息子のほしがっているアイテムも手に入らないし。

でも、整骨院の予約が、11時で、一応キャンセル待ちもお願いしているとは言え、予定通りなら、会場に着くのは14時前、が限界かと。

むう…

でも、早く行っても、逆に長蛇の列で、入るまで時間がかかるだけだし。

まあいいか。

足にテーピングを貼ってもらい、とりあえず歩けそうにはなったので、駅前のコンビニで息子と合流。

長い長いルートをたどりつつ、海浜幕張に。

だいたいこのぐらいだと、列は引けて、正面からまっすぐ行っても、物販コーナーの建物下の列にすっと入れるぐらいのタイミング。

まあ、夜中に並んでいたとしても、そういう限定品は午前中には終わっちゃうだろうし、だったら、妖怪ウオッチ以外は大丈夫だろうと、気楽に行くと、見た事も無い柵が設営され、いつも通りに入れない。

なんじゃこりゃ。

しょうがなく、指示されたルートを歩く。

会場は例年9〜11ホールぶち抜き。

物販入り口は、その下から入るのが通常。いつもなら物販の列にならんで入って、物販から内部に侵入、が基本。

過去に一度だけ、仕事の都合で午前中に入れと言われたときに、朝から並んだ結果、6、7、8ホールの上から入って、中で1ホール分の列を作らされて、ひどい目に有った事が有りましたが、午後をすぎれば、ねえ。

指定ルートは、1〜8の外側を回って、海側の搬入口のある通りに。納入のとき以外で、こっちにくるのはさすがにないよねえ。

裏側まで歩かされ、中に入ると、さすがに直進路にはなっているが、3ホールぐらいぶち抜きの空間に、延々と広がる列を仕切るロープの列。

なんじゃこりゃ。

で、外に出て、入り口を横目に9〜11ホールの前を真横に通りすぎる。

この間に、子供を連れて必死の形相で列が崩れ気味なのを良い事に、前にどんどん割り込もうとする親子連れが何組も居る事に閉口する。

社会ルールを子供に教えるのは、親の仕事だろう…。だいたい親が率先するって、どうだよ。

で、例年ならば物販の列にあたる場所に通され、長い長いロープで仕切られた蛇行路をうねうねして、ようやく会場に。

中は、まあ、いつに無い混雑。

で、一番むかつくのは、例年以上に床に広がるおっさんおばさんのぐったりと座り込んだ姿。

あからさまに徹夜明けなのか、完全に落ちている姿もちらほら。

子供の為に、徹夜するって、どうよ。

まあ、転売目的の人たちも居て、その人達はもう帰った後なのでしょうが。

ひどい物です。結果、中は、尋常じゃない人の量で、

必死で色々と見て回るが、各ブース1時間待ちだわ、通路はぐだぐだだわ。

息子の予定していたディエルマスターズクジも、2回ぐらいやるんだ!と勇んで行ったが、列が長過ぎ、だめだこりゃ、となって、タカラトミーの物販コーナーでの購入のみで断念。

おいらは新しい「もじバケる」をサンプル購入して、とりあえず弾着。

バンダイホビーのブース(空いてる)の前に行って、何人かの関係者に挨拶。

ああ、もうやる事やったから、いいや…。

たいして見る物も見られないまま、一通りグルり回って、撤収。

終わった頃には親子でぐったり。なんだ、これは、込みすぎて何一つ触る事もできないとは…

今度の1月は、さすがに此奴も父ちゃんにつきあってくれないだろうな…

親子で行ける最後の次世代、と思っていたのに!

許すまじ、妖怪ウオッチ。

そんな怒りを胸に帰宅し、で、家族で楽しく週末の妖怪ウオッチのアニメを見てました。

 

 

 

で、でかい…2014.6.27.

月末には色々な玩具が発売になる訳です。

僕なんかは、今月はもう、頭の中はトライダーG7一色。

オープニングと戦闘シーンBGMと発進のアナウンスがエンドレスにリフレインしてリピートする感じです。

そんな月末。それはそれで気になるもう一つのアイテムと言えば。イヤにデカいアカいアイツ。

社員のNに、お前買っちゃえよ〜とか、シャイコシャ○ドも買っちゃいなよ〜とはやし立て、ついでに、今日アキバに昼休みに行くんだろう、と言っているうちに、心優しいクライアント様から、いやに馬鹿でかい箱のサンプルが…!

あ、あいつだ!赤いモビルスーツ!

大喜び。そういえば、色々とお手伝いしてたっけか。

作って良いっスか!

強権発動状態。

ニッパー貸して!と作業机に行ってみると、皆一様に薄刃ニッパー。

ええい、こんな貧弱なニッパーで、ヤツと戦える訳無いだろう!太いところのランナーの直径が4ミリも有るんだぞ、2段落とし出来ないだろうが!

で、恐怖の命令。アキバにリサーチとして売り場を見に行きつつ、タミヤのニッパー買って来てー。

悪魔である。これではまるで、ブラック企業だ。

一応、半分は冗談で、社員Nが、売り場見てきます!と言うので、行ってもらっただけなんです。

僕が忙しく、夕方5時に来客、7時に浅草で打ち合わせ、それまでにあと何枚のスケッチを… というスケジュールだったので、実際動けなかったし、そもそもそんなスケジュールだから、プラモなんか作る時間ないし。

あんな段ボール、家に持って帰れないし…。

でも、あの1枚のランナーに2パーツしか入っていないプロペラントタンクを見ると… ジュルり。

で、ニッパー買ってきました!の一言で、本能の赴くままにGO!

すぐさまタンク完成。で、でかい!楽しい!

一通り素振りをしたら、なんとなくかっこいいサンバイザーみたいなリアスカートが私を誘う。

元ホビー部の社員Kと共に、ゲートの構造や成形の危うさ、突き出しピンの構造など、色々とマニアックなチェックをしつつ、気付くと、胴体のフレームが組み上がっている。

社員Nにもう一個タンク作っておいて!と言い放ちつつ、ハナウタ混じりに台座と腰骨を組み立て、フレームのままタンクとリアスカートだけ生やし、全体ボリュームをチェック。

これは、楽しい。こいつは、ガンプラぢゃ、ない。

おおっと、ラフ描かなきゃ。ああ、めんどくさい。

あのランナー、手だな〜

見た感じ、あのパーツとあのパーツで組んで…

いかんいかん。いつものクセで、相変わらず取り説を見ないので(どっか箱の下の方に行っちゃったし)パーツを見ながらだいたいの判断をするので、頭の中で組み立てが勝手に進んでしまう。

そういえば、腕の骨のパーツの合わせ目に、ジョイント的な物を挟むリブ受けがあったな…。どこかのランナーにそいうパーツ有るはずだ…。

おおっと、ラフ描かなきゃ。ああ、めんどくさい。

ちょっとだけ。探してみよう。

ガサガサ…

あ、あった。これだ。ああ、このランナーのパーツで、腕が組み上がるな…。

そうだ、ちゃんとはまるのか確かめてみよう。

はまるハマる。いいね。これがこうして…。

腕完成。

はあ!仕事が進んでいない!

腕もう一本組んどいて!

仕事だしごと。ああ、お客さんが来てしまう…

ああ、来てしまったあ!

 

そんな訳で。赤い悪魔。誘惑を振り切って、G7を片手に打ち合わせ納品直退で、とりあえずヤツの呪縛を振り切る事が出来たが。

来週の僕の仕事の行方は?

溜まりにたまった納期はどうなる?

とりあえず。誰か、残りの腕とシナンジュ組んどいて。

で、またまた海外TOYに戻ってくる訳ですよ。2014.6.24.

別に、海外のおもちゃだけが好きな訳じゃないのですよ。

近年ですと、アレとかアレとか、大々的に語りたい商品が有りますし、この週末の次世代ワールドホビーフェアで先行販売になるアレとか、あるのですが。

この業界、守秘義務というのが有りまして。我々の仕事は基本裏方で、デザイン物も買い取りですので、本裏色々語る事は有ってはならないのです。

ですので、場合によってはガンダムアストレイの事だって、載せられないのですよ。

え、社名は?

あれは、引っかけで、あくまで「ならず者ども」です。

しかも、一応サンライズさんには正式にご了承もいただいております。

ですので、ここでは、明確にクレジットされている商品のみ、紹介して、あとは縁もゆかりも無い商品を紹介する訳です。

ああ、知らんふりして自分たちの作った玩具をスゲエスゲエって騒ぐ手も有り〼が。

ヤですよね。だいたい、これ呼んでるのは、業界の人が半分ぐらいですし。

ですから、5月に売ったアレと、先週発売のアレと、先々週発売のアレと、今度発売のアレとは、業界関係者だけ、ニヤニヤしてください。アホだ、あいつ。

閑話休題。

今日ご紹介するのは、これ。

全米第2位のマテル社のド定番の低年齢層向けカテゴリー、フィッシャープライズから。

皆さんご存知の、ちょっとSFタッチなフィギュア&ビークルで、少年ハートをくすぐる「イマジネクスト」シリーズ。

知らねえよ…

の、「DCスーパーフレンズ」より、ペンギン&ペンギンサブ。です。

おまえは何を買っているんだ。と言う感じですよね。

これがね。デザインが良いんですよ。もう、一目惚れ。ビジュアルだけで、ポチリ。

バットマンの宿敵のひとり、ペンギンが乗り込むペンギン型潜水艦。

こんなもの、日本では商品かあり得ないでしょう。

シリーズの共通アイテムの4頭身フィギュアが付属。

こいつが、しかも、立ったまま乗ります。

おなかの巨大なコロで、転がすと、両足がパタパタとアクション。

この巨大なコロのせいで、1輪車状態なので、ありとあらゆる角度で、水平に自立しません

なぜか羽根のRの頂点はコロとほとんど同じ位置なので、3点で着かないし、足は左右交互にパタパタするので、ほぼ必ずグイチってるし。

アホです。

で、こいつ最大の一目惚れポイント。

口からディスク発射!

しかも、くちばしよりもやや幅が広い…!

よく見ると、口の左右に微妙な切れ目が有って、上手く角度でごまかしてるんですね。

いやあ、実に良い。

こーいうバカバカしい商品が発売できる環境が有るってのが、良いですよね。

 

コンバージ。15段目。2014.6.16.

さて、ガンダムコンバージも15段目。

ギガンの弾です。

ギガンの弾。

メインはギガンです。

ジムキャノンも好きですが。

ガンダムWとトールギスは、まあ、順当ですよね。

他のは、まあ、いいや。

とりあえず、ギガンです。

アストレイズになってからは、原型は1弾につき3〜4点ぐらい回して、あとは他者さんにヘルプしてもらっているのですが、この弾は原型がディープストイライカーとかぶっていたせいか、個数を減らす話になって、2体チョイスって事に。メインのガンダムはいつも必須なので、もうひと枠という中で、このギガンだけは外せない。ウイングガンダムもまあ、個人的にいろんな思い入れが有るので、外せないのですが、とにかく、今回はギガンを最優先でチョイス。

エース設計マンがどうしても自分でやりたいと。上手いんだ、これが。お気に入りのアッシマーも彼の仕業いつも最高の仕事をしてくれます。

弱点が有るとすると、ゲテモノ好きがすぎる事。

次の弾のザクレロも彼の仕業。

阿久津との仕事歴も長いので、勝手知ったるなんとやら。

絵心のある人の造形は、やはり良い。

ガンダムはね。ガンダムが上手いのが居るんですよ。で、よろしくお願いしちゃいます。

これもまた、相変わらず上手い。文句無し。

今回もまた、良い仕事をしました。

 

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