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プラモウオーズの思ひ出2014.3.18.
ビルドファイターズもいよいよ大詰め。
そんな中。
色々頑張ったコロコロのビルドファイターズ漫画も、今月号で最終回。
ああ、悲しひ。たった半年の連載なんて…!
これじゃあ、新たな少年モデラーの育成もかなわないじゃないですかっ!
ああ、あの頃は。
ボンボンの頃は良かった…!
そんな訳で、プラモウオーズの思い出、って訳です。
デビューは大学4年のとき。卒業制作終わりで、お金がすっからかんで、夏にバイトで入った前の会社にふらりといって、仕事ないっすかー、と顔を出して、貰って来た仕事がコレ。
最初に作ったのは、ドラゴンガンダムに、龍頑駄無、白龍大帝のパーツを着けた、なにか。あと、デビルガンダムと飛駆鳥大将軍を混ぜたやつ。
で、すぐに、リアル號斗丸。
いやあ、楽しかった。
それから足掛け3年。色々作らせていただきました。
ガンダムを作っているつもりは、毛頭なかったですね。ただ、自分が思うカッコイイロボット、楽しいロボットを自分で作ってみよう!という勝手に決めたテーマで、ウイングガンダムを3段変形させたり、分離合体にしたりと、やりたい放題やってました。
でも、おかげさまで、ガンダムの配色でやってみたかった色々なパターンも研究できたし、そもそも塗装技術も上がったし。ギミック考えるのは楽しいし。
なので、G−UNITなんかも、基本、ノリは一緒ですよね。
いつもテーマは、遊べるプラモ。
阿久津さんは、相変わらずそういう感じでガンダム描いてますけどね。
その辺の考え方の一致が、そもそも長くコンビをやる要因になってるでしょうね。
なので、バトルアームアームズのレビューは、なんだか非常に楽しかったですし、ビルドファイターズ絡みのお客さんの作例は興味深いです。
やっぱり、既存概念にとらわれず、お客さんが自由に遊んでなんぼでしょう。プラモデルは「素材」なのだから。
まあ、今の小学生に遊ばせるには、価格がやはり厳しくなってしまったなあ、というのが、ちょっと本音ですけどね。
でも、小学生がわきゃわきゃ遊べるプラモデルが作れると楽しいですよね。
妄想力は、子供のうちに養わないと。
また、どこかで作例連載したいなあ…
ガンプラバトルアームアームズ2014.3.14.
というわけで。
ガンプラバトルアームアームズ。
今回こんな仕事ばっか。でも、これは楽しかった。
アームがいっぱいのものを、一つの機体としてまとめる。
付属品はそれぞれ固有のパーツとして使える様になっていて、ユーザーが自由に使える。
で、変形する。
いやあ、ホントは、ネタバレをしてみたかったのですが、既にどこかのレビューサイトで、バレてしまっているようですね。
でもまあ、とてもオモチャくさい、我々らしい商品になったのではないでしょうか。
お客さんの自由な発想で、色々なプラモデルと絡めて遊んでいただければ、幸いです。
ぜひ、プラリーガーハートを燃やしてください。
ディープストライカー?マジで?2014.3.7.
マジで?
次のアイテムの話を貰った最初の反応は、そんな。
そんなわけで、ガンダムコンバージEX.
2592円にて、六月発売。
2592円のラムネの、オマケです。
なにをいまさら…。
自分が関わって立体化する事はまず無いな、と思っていた矢先のビックリアイテムです。
デザインをする阿久津も、原型を担当した弊社設計マンも、商品仕様を丸投げされた、過去に商品化実績がある弊社開発マンも、みんなあんぐり。
でも、良く頑張りました。
コレ、コンバージ?と言いながらも、出力の仕上げをしてくださったフィニッシュ担当も、よか仕事でございました。
ボクですか?
ガンバレー。
応援は、心の栄養剤です。
そんな訳で、コンバージディープストライカー、発進です!
ぜひ、お手元に。
がんばれー
おまえはAULDEYの回し者か!2014.3.5.
まあ、気になっちゃったんだから、仕様がないじゃないですか。
面白いオモチャなんですよ。
「神魄ZINBA」
まあ、いわゆる爆丸的な、商品で、ポップアップ変形で変形し、搭載された六角の遁甲盤のようなダイスが変形と連動して回転。その目でバトルするって遊びをする感じらしい。
とはいえ、ルールはよくわかりません。なにせ、中国語は読めない。嫁さんが多少かじっているので、日本語の感じへの変換は可能なのですが。
で、なにが良いって、カード的な形状から、スイッチで跳ね上がって動物に変形するギミックが良い。
で、ここで、そんなの簡単ではないか、と考える人もいるでしょうが、爆丸は、実は、磁石がその最大のポイントで、スイッチを兼ねる磁石が、変形時に発生するモーメントを引っ張って、転ばなくするから変形が出来る訳で、
どこにも固定されていないものを、スプリング一気に変形させると、いわゆる「コケる」のです。
先日もそんな試作を作っていたのですが、人間の手の中で変形させる物は、人間が支える事で、モーメントを吸収するので全く問題はないのですが、床において自動的に変形させる場合、非常にそこが難しいのです。
ところがコイツ、例えば、添付した主役らしきキャラ。4つの足がバラバラのスプリングのベクトルで一気に変形して、跳ね上がって4つ足で立つのです。それぞれの回転半径、ベクトル、パワーバランスを合わせてないと、実は4つ足だから立ちます、という調整は難しいのですね。
横にも転びますし。
それが、確実に機能する。
何種類か試してみましたが、たまに、ブレが有るものもいますが、かなり安定している。
安定している、というのは、試作技術、生産技術が高いという事の裏返しな訳です。
スゴイ。凄いぞAULDEY
いや、国産の爆丸も好きですよ。
ですが、こういう細工物的な商品を中国メーカーに作られてしまうと、中々心苦しい訳です。
ああ、日本のオモチャの優位性が失われていく…!
こんなんじゃダメだ!
我々ブレインが頑張って、日本らしいオモチャの火を消さない様にするのだ!
などと思いつつ、今日もまた、中国のオモチャを大喜びで開封している私がいるのでした…。
ダメだこりゃ。
アメリカから来た恐竜2014.3.2.
少し古いオモチャですが、ずっと探してました。
SWITCH AND GO DINOS
日本のアメトイショップは、まあ、マニアに向けた商品ばかり置いてあるので、いわゆるアクションフィギュアと呼ばれる一部の商品ばかりがあります。
逆に、輸入玩具、という店舗だと、幼児向けのプリスクールトイばかり。いわゆるアメリカの本質的な意味での玩具、は輸入されにくいのですよ。
ただ、アメリカは、さすがはモンスターマーケット。日本に来ない様々なオモシロ玩具が無数に有る訳ですよ。
2度ほどアメリカの売り場を見学(狩り?)に行きましたが、そりゃあもう、夢のような世界でございまして。
そんな中、最近amazonの中のショップで、海外から商品を輸入してくる業者が増え、こないだようやく発見した訳です。
で、取りあえず金銭的な問題も含め、入手できそうな分だけでも、購入。
これが楽しい。基本は、乗り物から恐竜に変形。
このメーカーVteckさんは、電子教育玩具を得意とする、比較的プリスクールトイのメーカー。
その技術の粋を尽くして、すべてのビークルのコクピットが、液晶で再現されていて、運転手が表示。
運転手の表示も、スイッチ操作でキャラクターを変更可能。
転がしで走らせると、効果線が出て、エンジン音とともに走行音が。その他の音声や、メーター類表示等で、車遊びを演出。
で、恐竜に変形すると、液晶が顔に来て、目の表情を作る訳で、目の形も、スイッチで切り替え可能。音声に連動して目の表情を変化。
よく出来てる。
でも、一番のポイントは、シンプル且つダイナミックな変形パターン。
まずビークルモードが良い。こういう低年齢向けの商品の於ける乗り物のデザインでは、アメリカの玩具デザインは間違いなく世界最高峰でしょうね。
で、それが非常にシンプル且つ、ダイナミックな変形で恐竜になる訳です。
ヒンジはいちいち頑強で大きく、無理な負担のある部位は見当たらない。非常に安心感のある作りながら、安っぽさはまったくなく、作りは非常に良い。
で、なんといっても、大きい。ブラキオサウルスで、ビークルで50センチはある。それが恐竜に変形した時の大きさたるや。
大きい玩具は良い。
最近日本では見かけない、作りがよく、なおかつ大きい気持ちのいい玩具。
いいですね。正直、巨大マーケットであるアメリカだからこそ出来る商品でしょう。うらやましい限りです。
こういった商品に関われると、楽しいでしょうね。
出力代、いくらかかるんだろう…。
ウチの機械には入らない気がする…。
マルカの変形ロボ。夢の世界。2014.2.27.
駄玩具、好きです。
その昔、前の会社の時ですが、「ダガング」という本に、インタビューで出た事も有ります。
特に、駄物変形オモチャ。
いいですねー。心が洗われる。
今はアクセスになったウイングさん、マークさん、最近では早川玩具さんと、色々なメーカーさんが、面白おかしい商品を展開する中。
今日のオモチャは、マルカの変形ロボ。
最近は質の良い中国、韓国の引き物が多くなってしまいましたが、昔は当然、国内で開発していた訳ですよ。
例えば、プルバックで走る骸骨頭がロボットに変形。
意味が分からない。
これがさらに、動力をフリクションに替え、火打を入れて、口から火花を放ちながら走るゴリラの頭が変形して、脛から火花を散らしながら走るロボに進化したり…
フックトイだからと言って、バカにするなかれ。
今でこそ、海外の引き物なので、出来た物を売る、というスタンスですが、当時、国内で開発をしていた時は、常に上を目指し、次々と新たな商品を開発していっていたって事なのでしょう。
楽しいですね。フックトイ。
色々なフックトイを買っていますが、この昭和の時代の国産のフックトイは、特別に深く研究する価値があるやも知れません。
ああ、また散財の日々が始まる…
まあ、語らないワケには行くまいG-UNIT2014.2.26.
G-UNIT、若気の至りである。
まさに。
前の会社に私が入社して、いわゆる、業界に入って2年目。バイトから数えると3年目。そんな頃ですよ。
突如降ってわいて来た、オリジナルガンダムの話。
当時、我々は、気力、体力ともに充足しており、妙にテンションが高かったのです。
当時のチーフデザイナーの下、
メインデザイナーの阿久津。
機構試作担当の私。
マーキング、カラーリング担当の某先輩。
最終リリース用試作担当の当時入社したての若手。
こんなメンバーが支えて、アレは生み出されました。
途中、アスクレプオスから、商品都合に合わせる為に、カラーリングも私が担当。
いやあ、楽しいひとときでした。
内容は、正直、秘匿性が高い内容が多すぎ、何も此処では語る事は出来ません。関係各位に怒られますし。今月号のガンダムAに乗っている事ぐらいしか…。
そしてしきりは変わってアストレイズで、再び新たなG-UNIT祭り。
私と阿久津以外は、すべて新しいメンバーで新たに作り出すG-UNITは、どうなるのでしょうか。楽しみな限りです。
7月に発進です。ぜひ、お手元に。
ああ、色々言いたい!
MG戦国アストレイ出陣。2014.2.26.
さて、新春から始まったMGアストレイ祭り。
皆様楽しんでいただけますでしょうか。
私は、もう、MGアストレイだったら目をつぶっても組める領域に達しつつあります。
そんな中、最後を締めくくるのが、このMG戦国アストレイ。
まあ、来ると思ったでしょ、的なアレです。
良いキットだと思いますよ。阿久津もプロポーション修正やディティール加筆も行って、だいぶ手を入れられたと思っています。
ギミックの追加は、本当はもっとしたかったらしいのですが。
本当は、というのはあまり言うべきではないのですが、背中の鬼の面は、そもそもフライトユニットのシルエットから作られたデザインなので、上の角を倒して翼にしたかったらしんですね。
まあ、商品の都合と、劇中の再現が優先されて、オミットされてしまったのですが。
難しいですよね。僕の方でやっているBB戦国アストレイは、オリジナルギミックを問答無用で入れてしまったのですが、デザインした本人の方では、それが出来ないというのが、難しいところです。
まあ、ともかく、戦国アストレイ。
これで、MGアストレイ連続リリースは、取りあえず一段落です。
お疲れさまでした。
あくまで、一段落です。
へっへっへっへっへ。
成田エクスプラスなう。2014.2.25.
成田エクスプレスに乗ってます。
でも、ただ単に納品の帰り道。
成田近くに納品に行ったので、無駄に成田空港に足を伸ばし、NEXに乗車。
特急は良いですね。
心が洗われる。
成田エクスプレスと言えば、バードボンバーですね。
バードボンバーと言えば、トライボンバーですね。
トライボンバーと言えば、マイトガインですね。
だからなんだと言われても困るのですが。
今は、トッキュウジャーですね。
そんな訳で、今日のオモチャはDXトッキュウオー。
やっぱり、戦隊のロボが出る季節は楽しいですね。
合体ロボは不滅です。
この人、色々な意見も有るのでしょうが、色々言いたい事は有りますが、近年のなりきり偏重のマーケットの中で、ロボそのものがなりきりアイテムになるという斬新な発想は、素晴らしいの一言です。
ドアになっている顔も素晴らしい。合金具合も良い。合体シークエンス再現も、腕が平行になってくれればなお良かったのですが…という点はありますが、素晴らしいと思います。
やはり、業界のフラッグシップとして、ロボットキャラクターの立ち位置をしっかりと立たせ続ける為にも、戦隊ロボには頑張り続けてほしいです。
ただ、コレだけは言いたい。
パンツ、履いてない様に見えますよね…。
ごめんなさい!
ディステニーインパルスR お手元に届きました?2014.2.16.
久しぶりに新製品のご紹介。
ディステニーインパルスR。
なんでしょうね。これ。
僕もよくわかりません。
色々事情が有りまして。
事情は理解しております。あと、モノアイのメカを描くのに、受け口の顔を描くあたり、阿久津は流石だなあと思うのですが。
でも、ほんと、何でしょね。
とにかく作っちゃったので、ぜひ買ってくださいね。
え?
web限定だから、もう買えない?
…
そうですね。そういえば。
そんな訳でした。